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マウスピース矯正

マウスピース矯正について

インビザライン

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、透明で薄いマウスピースを使用して歯並びを整える方法です。従来のワイヤー矯正と異なり、目立ちにくく、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に便利です。

マウスピース矯正といっても様々なメーカーの商品がありますが、「インビザライン」はアメリカの会社が開発した世界初のマウスピース矯正システムです。インビザラインは、全世界で最も利用者が多いマウスピース矯正のため症例数が豊富で、高い実績と信頼性があります。

インビザラインがおすすめな方

1. 見た目を気にする人(審美重視)
  • 接客業・営業職・モデル・芸能関連など、人前に出る仕事の方
  • 金属ブラケットに抵抗がある若年層や女性
  • 「矯正していることを他人に知られたくない」人
2. 矯正中の快適さを求める人
  • 食事中に装置を外せる → 食事の制限が少ない
  • ブラッシングしやすく、虫歯・歯周病リスクが低い
  • ワイヤーの痛みや口内炎が気になる人にも◎
3.軽度〜中等度の不正咬合の人
  • すきっ歯、出っ歯、ガタガタ、前歯のねじれ など
  • ワイヤーが必要な重度のケースには不向きなこともある(医師の診断が必要)
4.自己管理がしっかりできる人
  • 1日20〜22時間以上の装着が必要 → 自己管理が重要
  • 装着をサボると効果が出にくい
  • 中高生でも可能だが、保護者の協力が必要
5. 金属アレルギーがある人
  • 金属不使用なので、アレルギー体質でも安心
特にこんな患者様におすすめ(一例)
  • 20〜40代の女性(審美志向・美容意識が高い)
  • 会社員・営業・美容師など人と接する仕事の人
  • 留学・出張などで通院間隔を空けたい人
  • ワイヤー矯正の見た目や痛みに抵抗がある人
  • 歯の健康(虫歯・歯周病)への意識が高い人

インビザラインを
慎重に検討すべき患者様

重度の骨格性不正咬合 抜歯や外科手術が必要なケースには不向き
装着時間を守れない人 効果が出にくく、治療が長引く
すぐに結果を求める人 少しずつ動かすため、即効性はない
小さな子ども 装着管理が難しく、対応は10代以上が中心

インビザラインの特徴

インビザラインの特徴

インビザラインのメリット

1. 目立ちにくい

  • 透明なマウスピースのため、装着していてもほとんど気づかれない
  • 接客業・営業職など人前に出る仕事の方にも人気

2. 取り外しが可能

  • 食事・歯磨き時に外せるので、普段通りに食事・清掃ができる
  • 衛生的で、虫歯・歯周病のリスクが低い

3. 金属アレルギーの人でも安心

金属不使用のため、アレルギーの心配なし

4. 通院回数が少なくて済む

  • 治療計画に基づき複数枚のマウスピースを渡すため、月1回以下の通院も可能
  • 忙しい社会人や遠方からの患者様に向いている

5. 痛みや不快感が少ない

  • ワイヤー矯正と比べて、口内炎・粘膜の痛みが出にくい
  • 段階的に動かすため、痛みもマイルド
  • 日常生活や会話への影響が少ない

6. 治療計画が可視化される

専用ソフト(ClinCheck)で、治療前に歯並びの変化を3Dシミュレーションできる

インビザラインのデメリット

1. 装着時間の自己管理が必要

1日20~22時間の装着が必要で、外している時間が長いと効果が出ない

2. 装着前に毎回歯磨きが必要

食後すぐに装着すると虫歯リスクが上がるので、外出先での管理が少し面倒

3. 適応できないケースがある

  • 重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合は不向き(外科手術やワイヤーが必要)
  • 抜歯症例の一部は慎重な適応判断が必要
  • 装着時間を守れない
  • 混合歯列期(子どもの乳歯と永久歯が混在している)
  • 中等度以上の歯周病がある

4. 治療期間が長引くこともある

アライナーの紛失・変形があったりすると、再作製や治療の後戻りが起こる可能性もある

5. アライナーの管理が必要

  • 紛失・破損時には再作製が必要になる
  • 熱に弱い(熱湯消毒や高温の場所はNG)

インビザラインと
ワイヤー矯正の比較

項目 インビザライン ワイヤー矯正(表側矯正)
見た目 透明でほとんど目立たない 金属ブラケットとワイヤーが目立つ
装置の種類 取り外し式の透明マウスピース 歯に固定された金属またはセラミック装置
取り外し 可能(食事・歯磨き時に外せる) 不可(基本的に常時装着)
痛み 比較的少ない(やさしく動かす) 装置が口内に当たりやすく、痛み・口内炎が出やすい
適応範囲 軽度〜中等度(重度はやや不向き) 軽度〜重度まで幅広く対応
自己管理 必要(1日20〜22時間の装着) 不要(常に固定されている)
通院頻度 約1〜2ヶ月に1回 1ヶ月に1回
治療期間 ワイヤーより少し長くなる場合も 症例によるが比較的短めで安定
費用の目安 80〜120万円前後(医院による) 70〜110万円前後(医院・装置による)
装置の違和感 少なめ(なめらか) やや大きい(頬・舌に当たる)
清掃・衛生面 食事・歯磨き時に外せるので清掃しやすい 装置の隙間に食べ物が残りやすく、清掃が難しい
金属アレルギー対応 金属不使用で安心 金属素材あり(アレルギーの人は注意)

インビザラインが
向いている人

  • 見た目を気にする(営業・接客業など)
  • 自己管理ができる(1日20時間以上の装着が守れる)
  • 食事や歯磨きを快適にしたい
  • 中等度までの歯列不正
  • 通院回数を減らしたい人(忙しい社会人、遠方の患者様)

ワイヤー矯正が向いている人

  • 重度の歯並びの問題がある(交叉咬合・大きな叢生など)
  • 自己管理に自信がない(外せないのでサボれない)
  • より細かな歯のコントロールが必要な場合
  • 治療期間を少しでも短くしたい場合
  • コストをやや抑えたい

マウスピース矯正の流れ

マウスピース矯正の流れ
  1. 初診予約(相談) マウスピース矯正をご希望の方は、電話・WEBなどで簡単に予約が可能です。まずはマウスピース矯正ができるのかの簡易チェックを行います。相談は随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。
  2. 無料カウンセリング(所要時間30〜60分)初回相談では、歯並びや噛み合わせの簡易確認を行いながら、矯正のご希望(目立たせたくない、費用を抑えたいなど)を細かくヒアリングし、院内での写真撮影や簡単な口腔内チェックを経て、マウスピース矯正の適応可否についてご説明します。この段階では治療内容や費用はまだ確定しません。
  3. 精密検査(マウスピース用)歯型取り(シリコンまたは光学スキャン)や顔面・口腔内の写真撮影、レントゲン撮影を行い、虫歯や歯周病の有無も同時にチェックします。
  4. 治療計画の説明(1〜2週間後)模型やPC上のシミュレーションを使って治療方針を説明し、必要なマウスピースの枚数や治療期間、費用の総額を提示します。抜歯が必要な場合もこの時点で説明し、契約の意思確認と支払い方法(分割も可)の相談を行います。
    ※このタイミングで治療を始めるかどうかを決定します。
  5. マウスピース製作マウスピースは、採取した歯型をもとに国内または海外の外部技工所で製作されます。作製には、通常2〜4週間程度の期間を要します。
  6. 装着・治療スタート最初のマウスピースの装着指導を行い、必要に応じて「アタッチメント」と呼ばれる補助突起を歯に装着します。さらに、着脱の方法やお手入れ方法、1日20時間以上の装着が目安であることについてなど、使用上の注意事項を丁寧に説明します。
    ※その後は、1〜2週間ごとにマウスピースを交換しながら徐々に歯を動かしていきます。
  7. 定期通院(1〜2か月ごと)定期的に歯の動きのチェックと新しいマウスピースの受け取りを行い、必要に応じてアタッチメントの追加や再スキャン・再印象などの微調整を行います。
  8. 保定(リテーナー装着)治療終了後は、歯の後戻りを防ぐために「保定装置(リテーナー)」を装着します。保定期間は1〜2年が目安となります。また、月1回から3か月に1回程度の頻度で定期検診の受診を推奨しています。

よくある質問

Q. マウスピース矯正は誰でもできる?

軽度~中等度のガタつきやすき間なら適応ですが、骨格的ズレが大きい場合や奥歯の噛み合わせが深いケースではワイヤー併用や外科処置が必要になることもあります。まずCTとスキャンで精密診断を行い、適応の可否を確認します。

Q. 取り外しは自由?

食事と歯みがきのときだけ外し、1日20~22時間以上連続装着することが成功の鍵です。装着時間が短い日が続くと予定どおり歯が動かず、追加アライナーや治療延長が必要になるため、外したらタイマーで管理すると安心です。

Q. 洗浄は簡単?

ぬるま湯と洗浄剤に5分程度浸け、柔らかいブラシで軽くこするだけで清潔を保てます。歯みがき粉や熱湯は細かな傷や変形の原因になるため避け、装着前に水分をよく切ると着色とニオイを抑えられます。

Q. 食事後に注意が必要なものはありますか?

キャラメル・お餅・ガムなど粘着性がある物や、ナッツ類のように歯間に残りやすい食品は、歯みがきとうがいで完全に除去してから装着してください。外食時でも最低限のうがいを習慣化するとトラブルを防げます。

Q. マウスピース矯正中に気をつけることはありますか?

20時間以上の装着、毎食後の歯みがき・アライナー(マウスピース)洗浄、持ち運びケースでの保管が三本柱です。定期チェックを怠ると微調整のタイミングを逃すので予約は必ず守りましょう。

Q. マウスピース矯正中にできないスポーツはありますか?

ラグビーやボクシングなど激しい接触競技では、矯正用アライナーは破損しやすく歯の保護力も不十分です。競技中は外し、代わりに専用マウスガードを使用するか、事前に担当医と装着可否を確認してください。

Q. 装置をなくした場合はどうなりますか?

すぐに医院へ連絡してください。治療段階により「ひとつ前」か「次」のアライナー(マウスピース)に進む、または同じ段階を再製作するなどの対応を行います。再製作には数日~1週間かかり、状況によって費用が発生する場合があります。

Q. 旅行中でも大丈夫ですか?

携帯ケースと洗浄タブレットを持参し、長時間のフライトでは機内食後も装置を外して軽くうがいを行うことが望ましいです。予備のアライナー(マウスピース)を1ステージ分持って行くと紛失や破損時も安心です。装着時間の記録を続け、帰国後のチェックに備えましょう。