よくある質問
- Q. 親知らずは必ず抜かないといけないの?
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痛みや腫れがなく、まっすぐ生えて上下で噛み合い、毎日きれいに磨けているなら経過観察で構いません。
ただし、半分埋まっている、手前の歯を押している、清掃が難しいといった条件がそろうと虫歯や歯周病の温床になります。その場合は抜歯のほうが将来の治療負担を減らせます。 - Q. 親知らずが横向きに生えていると言われました。大丈夫でしょうか?
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横向きや斜めに埋まった親知らずは、前の奥歯を強く押して根を溶かしたり、狭い隙間に汚れが溜まって奥歯と同時に虫歯になるリスクが高い状態です。症状がなくてもレントゲンで骨の深さや神経との位置関係を確認し、リスクが高ければ早めの抜歯を検討した方が良いと思います。
- Q. 親知らずの抜歯は痛い?
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処置は十分な局所麻酔下で行うため抜歯中の鋭い痛みはほとんどありません。圧迫感や振動を感じる程度です。麻酔が切れた後は鈍い痛みが出ることがありますが、痛み止めを適切に服用し冷やし過ぎないようにすれば多くの方が翌日以降は仕事や家事に戻れます。
- Q. 抜歯後に腫れる期間は?
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腫れのピークは2〜3日目で、その後ゆっくり引き1週間ほどでほぼ落ち着きます。
下顎で骨を削る量が多かった場合や感染を伴う抜歯では腫れが長引くこともあります。 - Q. 親知らずを抜くと顔が小さくなるって本当?
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歯を抜くだけで骨格が縮むわけではないので小顔効果を裏づける科学的データはありません。
- Q. 親知らずの抜歯にはどれくらい時間がかかりますか?
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上顎で真っすぐ生えている場合は10〜30分、骨の中に横向きで埋まっている下顎では30〜60分が目安です。(症例によります)
難度が高い場合はCT撮影を行い、安全に時間をかけて分割抜歯を行いますので、当日のスケジュールに余裕をもたせてご来院ください。 - Q. 抜歯後に気をつける食事や生活習慣は?
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当日は出血を防ぐためうがいは軽めにし、熱い飲食・アルコール・激しい運動は避けましょう。やわらかいご飯やスープ、ゼリーなどを抜歯した側と反対で噛むと安心です。血餅(けっぺい)という治癒のフタを守るため、強く口をゆすぐことは控えてください。