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親知らず抜歯後の
腫れについて

親知らず抜歯後の腫れの特徴

親知らず抜歯の腫れ

腫れ方と腫れる期間について

親知らずの抜歯後の腫れは、特に難易度の高い抜歯(埋伏抜歯など)でよく見られる症状で、炎症反応による自然な体の反応です。腫れ方や程度は個人差がありますが、一般的な傾向として以下のような特徴があります。

腫れ方の一般的な特徴

抜歯後すぐには腫れが目立たない場合が多いですが、術後1~2日目に腫れが徐々に増してピークに達します。3日目以降から徐々に腫れが引き始め、1週間程度でほぼ改善します。

腫れる範囲

腫れは抜歯をした側の歯ぐきだけでなく、頬や顎まで広がることがあります。特に下顎の親知らずの抜歯後は、顎全体が腫れることが一般的です。上顎の親知らずの場合、頬や目の下に軽度の腫れが出ることもあります。

腫れの程度

簡単な抜歯では腫れがほとんどない場合もありますが、埋伏歯の抜歯や骨を削る処置を行った場合、腫れが強くなることがあります。加齢や全身の健康状態により、腫れの程度や回復の速さに差が出ることがあります。

硬さの違い

初期の腫れは柔らかく感じますが、炎症が強い場合や血腫ができる場合、腫れが硬くなることがあります。

親知らずを抜歯すると腫れることが多い

親知らずの抜歯後の腫れは、1~2日目がピークで、1週間程度で改善するのが一般的です。腫れが広範囲に広がったり、痛みや発熱が強い場合は異常の可能性があるため、早めに歯科医院を受診してください。適切なケアを行うことで腫れを最小限に抑え、早期回復が期待できます。

正常な腫れと異常な腫れの違い

正常な腫れ

  • 痛みが軽度で、時間とともに腫れが引いていく
  • 腫れの範囲が術部周辺に限定されている
  • 触ると少し熱っぽさを感じるが、強い痛みを伴わない

異常な腫れ(受診が必要な場合)

  • 術後3~4日以降も腫れがひどくなり続ける
  • 高熱(37.5℃以上)や膿が出る
  • 頭痛や飲み込みにくさを伴う
  • 腫れが片側だけでなく広範囲に広がる
  • 強い痛みがあり、鎮痛剤が効かない

これらの症状がある場合、感染やドライソケット(血餅が取れて骨が露出する状態)の可能性があるため、早めに歯科医院を受診する必要があります。

腫れを抑えるためのポイント

親知らず抜歯の腫れを抑えるポイント
  1. 術後の安静術後は激しい運動や長時間の入浴を避け、体を休めることで腫れを抑えられます。
  2. 冷却(術後24時間以内)腫れが気になる場合、濡れタオルや冷却パックを使って頬の外側を軽く冷やします。ただし、冷やしすぎると血流が悪化し治癒が遅れるため、短時間(10~15分程度)冷やすのが適切です。
  3. 飲酒・喫煙を控える血行が促進されると腫れが悪化するため、術後24~48時間は飲酒や喫煙を避けてください。
適切なケア

抜歯した部位を直接触らないようにし、歯科医師から指示された口腔ケアを守ることが大切です。